世界大百科事典(旧版)内の自然免疫寛容の言及
【自己免疫】より
…生体は通常,自己の構成成分(自己抗原)に対しては免疫応答を示さず,免疫学的恒常性が保たれている。このような恒常性は自然免疫寛容と呼ばれている。この寛容状態が破れて,自己抗原と反応する抗体やリンパ球が生じてくることがある。…
【免疫学的寛容】より
…一般に自己の抗原物質に対して生体は免疫応答を示さない。この状態は自己免疫寛容あるいは自然免疫寛容と呼ばれている。また外来抗原(タンパク質抗原や同系組織適合抗原)に対しても,さまざまな方法で免疫応答を特異的に低下させることができる。…
※「自然免疫寛容」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」