世界大百科事典(旧版)内の自然地域の言及
【地域】より
…前者は,指標に関して地域内部の部分的差異がなるべく小さくなるように,すなわち全体的に均等性(一様性,等質性)が認められるように画定するものである。たとえば,気温と降水量を組み合わせた気候類型による気候区,成因や構成物質,起伏量の差異により分類された地形区などの各種の自然地域や,同一作物あるいは数種の作物の組合せが展開している範囲,住宅地区,工業地帯などが,均等地域(等質地域)のもとになる。 実質地域を設定するためのもう一つの観点は,機能的に関連し合っている部分空間が,全体としての組織や一体性をもつ点におかれる。…
※「自然地域」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」