《自然斎発句》(読み)じねんさいほっく

世界大百科事典(旧版)内の《自然斎発句》の言及

【発句】より

…当然ながら一座の主賓格の人を立てることが多く,〈客発句とて昔は必ず客より挨拶第一に発句をなす〉といわれ,常連のみの集いでも発句をよむ者にはその気持が大切とされた。発句の様式が完成したのは連歌師宗祇の時代で,発句のみを鑑賞の対象とした発句集も宗祇自撰の《宇良葉(うらば)》(1499ころ成立)や没後に肖柏が編んだ《自然斎発句》(1506成立)を初めとして編纂されるようになった。近世になって出版機構を利用した俳壇経営が進むと,一座の人々を超えた広範囲の大衆から投句を募って編集する発句撰集が出るようになるが,個人発句集の刊行は個人の連句集よりも遥かに遅れ,連句が衰退しはじめる18世紀後半になって,ようやく盛んになる。…

※「《自然斎発句》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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