自然遺物(読み)しぜんいぶつ

世界大百科事典(旧版)内の自然遺物の言及

【遺物】より

…遺物は多く人間が自然物を加工し,あるいはそれを素材にして製作したものだが,食物残滓や運搬交易等によって遠くからもたらされた動植物や鉱物など,人間活動の所産であっても,人間による加工品・製作品とはいいがたい自然の産物も含まれる。あるいは,遺跡出土の動植物の遺体の類には,落葉や枯枝,昆虫の遺体など,人間活動が直接関与していないものも多く,それを人工遺物に対して,自然遺物とよぶこともある。この場合,遺物とは〈運搬可能な程度の大きさの出土品〉というほどの意味になる。…

【縄文文化】より

…この食料事情の安定は定住的な集落生活を可能にし,縄文文化を形成し蓄積する要因となったのである。旧石器時代
[生産]
 貝塚や洞窟あるいは湿地性の遺跡などは動物・植物遺存体の保存条件にかなっており,そうした自然遺物から食料対象物の一部を知り得る。動物狩猟は旧石器時代以来の主要な食料獲得活動であった。…

※「自然遺物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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