自由貿易論(読み)じゆうぼうえきろん

世界大百科事典(旧版)内の自由貿易論の言及

【貿易】より

…市場経済社会では,だれかが計画したり,命令したりしなくとも,各人,各企業が市場価格と比べて割安に生産できるものを生産するという形で特化していけば,価格と生産費のシグナルに導かれて比較生産費原理にかなった貿易の型が実現し,輸出側も輸入側もともに利益を得て,しかもそこでは国際的な最適資源配分が実現している。そのようなシグナルをゆがめてしまう関税や輸入制限等を撤廃していこうというのが自由貿易論(自由貿易)の主張であり,現在多くの国際貿易交渉で基盤となっている考え方である。
【世界貿易の拡大と日本】
 日本が鎖国をやめて,世界貿易に参加したのは,19世紀の中ごろであった。…

※「自由貿易論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む