自由連盟(読み)じゆうれんめい

世界大百科事典(旧版)内の自由連盟の言及

【自由帝国主義】より

…彼らの主張は,イギリス帝国の統合を帝国主義時代の最も重要な政治課題として認識し,その上に自由主義と自由党を再編成していくというもので,帝国官吏を養成するための国民教育,行政の合理化,国家による保健衛生の普及などを骨子とする〈国民効率〉の運動を推進した。1902年,彼らは,ローズベリー伯を盟主に自由連盟Liberal Leagueと呼ばれる組織をつくったが,これには,フェビアン主義者のシドニー・ウェッブも加わった。だが,その後,J.チェンバレンの関税改革に党主流派ともども反対するなど,しだいに派閥としての特色を失い,10年,ローズベリー伯が自由連盟の盟主を引退するに及んで消滅した。…

※「自由連盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android