コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

興行収入 こうぎょうしゅうにゅう

3件 の用語解説(興行収入の意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

興行収入

観客が興行会社(劇場)に支払う入場料の合計金額を興行収入(興収)といい、この興収の中から、宣伝費などの必要経費と劇場利益を差し引いた金額を興行会社は配給会社に支払う。この配給会社に支払われる金額を配給収入(配収)という。配収は興収の何%と事前に興行会社と配給会社の間で取り決められるが、一般的には50%ほどである。しかしヒット確実の有力作品になると、配給会社は強気になり、70%といった数字を提示するケースもある。一方、配収は配給会社と製作会社とで分配、ハリウッド作品のように製作者や脚本家、監督、出演者たちも、配収の中から何%かの歩合を受け取るケースがある。分配された配収から経費を差し引いた額が利益になるが、製作会社の場合、膨大な額の製作費をすでに負担しているわけだから、赤字になるケースも少なくない。特に製作会社が独立プロの場合、経営を悪化させる要因にもなる。スタープロなどが倒産に追い込まれたのはこうした厳しい現実があるからだ。日本では、長い間興行成績を配収で発表してきたが、2000年度から洋画会社の意向で興収に切り替わった。米国の方式にならったわけだが、興収の方が作品の売り上げがストレートに反映される。

(宮本治雄 映画ライター / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

こうぎょう‐しゅうにゅう〔コウギヤウシウニフ〕【興行収入】

興収

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

こうぎょうしゅうにゅう【興行収入】

映画産業で入場料の売り上げのこと。また、ある映画作品におけるその総額。興収。ボックス-オフィス。 → 配給収入

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

興行収入の関連キーワード興行商業演劇配給収入木賃木戸銭入漁料興行物興収期限付手形観客団体

今日のキーワード

ネコノミクス

猫が生み出す経済効果を指す造語。2012年に発足した安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」にちなみ、経済が低迷する中でも猫に関連するビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしていることを表現したもの。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

興行収入の関連情報