世界大百科事典(旧版)内の舌もじりの言及
【言語遊戯】より
…〈彼は鼻と唇をかんだ〉などというのは誤用だろうが,〈スカートとスピーチは短いほどいい〉というふうにうまく決まっている場合は,修辞的な遊戯といえる。(13)早口言葉 〈舌もじり〉ともいう。〈生麦生米生卵〉〈坊主が屛風に上手に坊主の絵をかいた〉など。…
【早口ことば(早口言葉)】より
…またその文句をいい,〈早口〉〈早口そそり〉〈早言(はやこと)〉〈早ことば〉などとも称する。ただし,舌をかみそうなことばを続けていうものをとくに〈舌もじり〉,必ずしも発音は難しくないがもっぱら早く唱えることに主眼を置くものを〈早口ことば〉として区別することもある。〈赤巻紙黄巻紙〉〈生麦生米生卵〉〈隣の客はよく柿食う客〉〈蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ〉などが最もポピュラーな例で,m音,g音,k音,p音などの繰返し,ないしはそれらの重複による発音の困難さを利用したものが多いことがわかる。…
※「舌もじり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」