世界大百科事典(旧版)内の航空諮問委員会の言及
【NASA】より
…NASAは1958年10月1日,宇宙の探査とそのための技術開発を軍の活動と切り離して高い理念の下に実施したいというアイゼンハワー大統領の意向により,それまで主として航空工学の研究を指導してきたNACA(ナカ)(National Advisory Committee on Aeronauticsの略。航空諮問委員会)の組織と機能を強化する形で発足した。その当時は前年の1957年にソ連(現ロシア)が世界初の人工衛星スプートニクを打ち上げ,一方,アメリカ国内では陸・海・空軍がミサイル開発競争にしのぎをけずっており,それが宇宙進出の主導権争いの様相を呈してきたため,宇宙計画を統合的に実行する機関の必要性が痛感されるようになってきた。…
※「航空諮問委員会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」