世界大百科事典(旧版)内の般若寺越の言及
【奈良坂】より
…このうち前者は平安時代を通じて都と奈良(南都)とを結ぶ最も重要な路線をなしつつ〈奈良坂〉の名で呼ばれた。また後者は俗に〈般若寺(はんにやじ)越え〉とか〈般若道〉とかと呼ばれつつ,平安中期ころからしだいにその重要性を増してき,鎌倉時代に入ると前者に代わって〈奈良坂〉の名で呼ばれるようになった。奈良坂そのものに,そのような歴史的変遷があったので,古代から中世にかけての文学・説話に現れる奈良坂のルートについては注意を要する。…
※「般若寺越」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」