世界大百科事典(旧版)内の船殻工場の言及
【造船】より
… 造船所の配置は,膨大な資材と巨大ブロックが工程に従って移動するとき,互いの流れをじゃますることなく,しかも最短移動距離になるよう考慮してあり,通常は鋼材置場からドックあるいは船台までU,L,またはI型になるよう配置されている。下地処理工場,現図場,加工工場,組立工場,屋外組立場およびドックまたは船台までを船殻工場と総称し,最近はブロック塗装のための塗装工場が組立工場近くに配置されることが多い。船台はその上で船を建造あるいは修理する場所であり,ふつう水面と直角に設けられ,進水時には船を安全な速度ですべりおろせるような適当な傾斜がつけられている。…
※「船殻工場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」