世界大百科事典(旧版)内の船首プロペラの言及
【砕氷船】より
…船首形状は,チャージング時の砕氷効果を高めるため,約15~30度の船首傾斜角をもち,船首下端には氷上への過大な乗上げによる安定性の低下を防止するため船首スケグが設けられている。船首付近で砕かれた氷を,後方に流して砕氷効果を高めるために船首プロペラを装備する例もある。船尾の舵の上部には,後進時の舵上面の保護のためアイスホーンが設けられ,また,プロペラへの氷の流入を防ぐため,プロペラ周囲に円筒形の構造物を配置したノズルプロペラを採用している例が多い。…
※「船首プロペラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」