世界大百科事典(旧版)内の芝生迷路の言及
【迷宮】より
…今日,シャルトル大聖堂などにその遺構を見ることができる。 またイギリスを中心として芝生迷路(ターフ・メーズturf maze)と呼ばれるものが各地に残存しており,その多くは村邑の祝祭の際に競技に用いられたようだが,このパターンは先述のゴシックの大聖堂床面のものと一般に共通であり,おそらくその起源を同じころにもつと考えられる。さらに古代ローマの住宅型,あるいはゴシック大聖堂型のパターンの迷宮文様は,ルネサンス期の庭園においても生垣を利用して造り出されており,この場合もある種の呪符的な意味づけがあったと考えられる。…
※「芝生迷路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」