芝罘協定(読み)ちーふきょうてい

世界大百科事典(旧版)内の芝罘協定の言及

【雲南問題】より

…いわゆるマーガリー事件である。イギリス公使トマス・ウェードは,この事件を機に中国・イギリス間の懸案を解決せんとし,芝罘(チーフー)で李鴻章と交渉を始め,76年芝罘協定が結ばれた。内容は(1)雲南事件の謝罪および償金支払い,雲南・ビルマ間国境貿易の許可,(2)会審の具体的手続に関する取決め,(3)宜昌,蕪湖,温州,北海の開港,イギリス官吏の重慶駐在,租界における洋貨の釐金(りきん)免除,アヘンに対する保税制度の適用などについて取り決められた。…

※「芝罘協定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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