芝金(読み)しばきん

世界大百科事典(旧版)内の芝金の言及

【うた沢∥哥沢∥歌沢】より

…1857年(安政4)江戸に起こった三味線小歌曲で,端唄に源を発している。芝金(しばきん),寅右衛門(とらえもん)という二つの家元があり,芝派が〈哥沢〉,寅派が〈歌沢〉と冠名(かむりな)を書くところから,総括した名称を〈うた沢〉と表記することが,大正の初期から行われている。 江戸の末期,嘉永(1848‐54)ごろの端唄の流行は,多くの愛好者を生んだが,愛好者たちのグループを〈連(れん)〉といった。…

【哥沢芝金】より

…江戸日本橋高砂町の御家人柴田弥三郎の三男。若いころから音曲を好み,愛称〈芝金〉。渋い歌と巧みな三味線で知られ,うた沢創始期にも参画している。…

※「芝金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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