花コウ岩ダイアピル(読み)かこうがんだいあぴる

世界大百科事典(旧版)内の花コウ岩ダイアピルの言及

【ダイアピル】より

…岩塩ドームの外形は,成長の初期段階を示す岩塩枕salt pillowといわれるものから,きのこ状に成長した岩塩プラグsalt plugや,長くつらなった岩塩壁salt wallなど多様なものがあり,その内部は岩塩の塑性流動の結果,きわめて複雑な構造となっている。岩塩ドーム以外のダイアピルとしては,ケツ岩ダイアピルshale diapir,花コウ岩ダイアピルgranite diapir,片麻岩ドームgneiss domeなどがあり,いずれも地殻中に発生する密度の逆転によって形成されるものと考えられている。また,大規模な地殻運動の原因として,下方から地殻の下底を突き上げるマントルダイアピルmantle diapirの役割を強調する考えもある。…

※「花コウ岩ダイアピル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」