花折節供(読み)はなおりせっく

世界大百科事典(旧版)内の花折節供の言及

【フジ(藤)】より

…農作業の始まる卯月八日(うづきようか)に天道花(てんとうばな)などといってツツジやヤマブキの花とともにフジの花を山から採ってきてさおの先につけ,庭先に立てる風習は広い。この日は花折節供ともよばれるように,山から農作の神を迎える日であり,庭先に立てる花は神を招く依代(よりしろ)であった。フジの花は自然暦として農作業や漁期の目安とされ,古く勧農鳥とされたホトトギスがきて鳴く木でもあった。…

※「花折節供」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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