花摘堂(読み)はなつみどう

世界大百科事典(旧版)内の花摘堂の言及

【女人堂】より

…越中立山のふもとでは死者をむかえる姥をまつる姥堂,吉野大峰山の旧女人結界地には役行者(えんのぎようじや)の母をまつる母公(ははこ)堂があって,ここまでは女性の参詣が認められていた。また大津市坂本の比叡山旧登山道の結界地の上に,最澄が母と会った故地という花摘(はなつみ)堂があり,旧暦4月8日にかぎって参詣が許され,女性たちが花を供えに登ったと伝える。高野山には中世後期から近世に登山道の七口のうち6ヵ所に女人堂が建てられ,女性はここで宿泊して,各道をつなぐ尾根づたいの道をめぐって諸堂を遥拝した。…

※「花摘堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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