芸術俱楽部(読み)げいじゅつくらぶ

世界大百科事典(旧版)内の芸術俱楽部の言及

【芸術座】より

…のちに松竹と契約しているが,長く経済的には苦労した。そのため抱月は芸術俱楽部という東京牛込の小劇場で文学的戯曲を手がける一方,大衆と親しむために浅草に進出,全国巡演も試みた。早稲田系の作家が応援,中村吉蔵の作品を多く上演している。…

【松井須磨子】より

…劇中歌を歌うのがその演出の特色で,特に《復活》のカチューシャ(〈カチューシャ可愛や〉の歌),サロメが評判であった。中村吉蔵の創作劇や自宅に隣接した芸術俱楽部での小公演は,芸術的な活動であった。急逝した抱月のあとを追い,19年,《カルメン》公演中に自殺した。…

※「芸術俱楽部」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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