若井兼三郎(読み)わかいかねさぶろう

世界大百科事典(旧版)内の若井兼三郎の言及

【ジャポニスム】より

…浮世絵版画をはじめ,陶器,漆器,ブロンズ製置物,染織品,象牙細工,そのほか櫛(くし),簪(かんざし)などの女性装身具や,各種工芸品の需要がふえ,当然ジャポネズリーを扱う業者も多くなった。日本人では,78年のパリ万国博日本館展示にかかわった起立工商会社の若井兼三郎(わかいかねさぶろう)(?‐1908),林忠正(1853‐1906)が知られる。とくに林忠正はゴンクールをはじめとしてすぐれたジャポニザンたちの研究を助け,日本美術の正しい理解を促した。…

※「若井兼三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android