若年型糖尿病(読み)じゃくねんがたとうにょうびょう

世界大百科事典(旧版)内の若年型糖尿病の言及

【小児糖尿病】より

インシュリンは膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されるホルモンで,血液中のブドウ糖(血糖)の肝臓・筋肉組織等への取込み・貯蔵,およびエネルギー源としての利用(解糖)を促進する作用をもつ。成人型糖尿病adult‐type diabetes(インシュリン非依存型糖尿病non‐insulin dependent diabetes mellitus:NIDDM)が,インシュリンの相対的不足(肥満によるインシュリン感受性の低下によるインシュリン必要量の増大など)であるのに対し,若年型糖尿病juvenile‐type diabetes(インシュリン依存型糖尿病insulin dependent diabetes mellitus:IDDM)はβ細胞の障害によるインシュリンの絶対的欠乏である。WHO勧告では,15歳以前に発症する糖尿病をすべて小児糖尿病という。…

※「若年型糖尿病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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