世界大百科事典(旧版)内の《英国恐慌史論》の言及
【トゥガン・バラノフスキー】より
…処女論文(1890)でベーム・バウェルクの限界効用理論をロシアに紹介し,これと労働価値説との総合を試みた。《英国恐慌史論》(1894)では産業部門間の不均衡に恐慌の原因を求め,〈近代景気循環理論の父〉という評価を得た。また《過去および現在におけるロシアの工場》(1898)でロシア経済の資本主義化を歴史的に実証し,〈合法的マルクス主義者〉として,これを否定するナロードニキを批判した。…
※「《英国恐慌史論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」