英雄対韻句(読み)えいゆうついいんく

世界大百科事典(旧版)内の英雄対韻句の言及

【ドライデン】より

…詩,劇,批評という三つの分野にまたがった彼の大きな足跡を思えば,英文学史上17世紀後半を総称して〈ドライデンの時代〉と呼ぶ習慣は,まことにもっともである。それは理性と秩序を重んじる時代であり,詩的表現様式としては冷徹にして整然たる英雄対韻句(ヒロイック・カプレット)が支配的になっていく。同時にこの種の詩的武器でもって,同時代の社会と政治に積極的に参加(アンガジェ)していく文学でもあった。…

※「英雄対韻句」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」