荆州(読み)けいしゅう

世界大百科事典(旧版)内の荆州の言及

【九州】より

…諸説ある中で最も有名なのは《書経》の〈禹貢〉にみえる九州で,山川を基準にして中国を次のように分けている。冀(き)州(今日の山西省,河北省),兗(えん)州(河北省南部,山東省北西部),青州(山東省中東部),徐州(山東省南部,江蘇省北部,安徽省北部),揚州(江蘇省,安徽省,浙江省),荆(けい)州(湖北省,湖南省,江西省),予州(河南省,湖北省北部),梁州(陝西省南部,四川省),雍(よう)州(陝西省,甘粛省)の九つである。《周礼(しゆらい)》の〈職方氏〉の九州説は〈禹貢〉の冀州の北半分を幽州(河北省北部)と幷(へい)州(山西省北部)に分け,代りに徐州と梁州を除いている。…

【荆襄の乱】より

…中国,明代の中期に湖北省北西部の山岳地帯を中心に展開した農民反乱。荆襄とはこの地域の中心都市荆州・襄陽の略称。明代も中期になると各方面の矛盾が顕在化してきた。…

【湖北[省]】より

…また楚の鄂王が今の武漢に都したのにちなんで鄂省とも呼ばれる。〈禹貢〉の荆州の地域にあたり,周もまた荆州とした。春秋戦国時代は楚の国の地,秦代に南郡が置かれ,漢代は荆州に,唐代は江南西道,淮南(わいなん)道,山南東道および黔中(けんちゆう)道に属した。…

※「荆州」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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