とっさの日本語便利帳 「荒南風」の解説
荒南風
白南風や買物籠を男が提げ\秋間樵二郎
梅雨どきの南風は天が暗くなり、梅雨明け後の南風は天が明るくなるので、黒、白の名がついている。この風を青嵐で詠む人もある。
青あらし濠わたる蛇を吹き戻す\水原秋桜子
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
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… 南風(はえ)山陰,西九州地方でよく用いられる南風の呼名。梅雨の初めの黒い雨雲の下を吹く〈黒南風(くろはえ)〉,梅雨の最盛期の強い南風の〈荒南風(あらはえ)〉,梅雨明け後に吹く〈白南風(しらはえ∥しろはえ)〉などといわれる。 早手(はやて)疾風とも書き,〈疾風(しつぷう)〉〈陣風(じんぷう)〉ともいう。…
※「荒南風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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