世界大百科事典(旧版)内の菅谷式折畳裁断法の言及
【洋裁】より
… 1919年からは雑誌《婦人之友》に毎号洋裁記事が掲載され,寸法入りの型紙も発売された。大正末から昭和初期には採寸に尺寸とメートル法が併用されていたが,洋裁教授所を開いていた菅谷きよはメートル法に慣れない女性のために,ひもを折りたたんで1/2,1/4と数えて採寸,製図する菅谷式折畳裁断法を考案し,地方の女性にも喜ばれた。 昭和に入ると,1926年に杉野芳子のドレスメーカー・スクール,29年には伊東茂平の伊東衣服研究所,37年には田中千代服装学院が次々と開かれ,現在にいたる洋裁学校の揺籃(ようらん)期を迎えた。…
※「菅谷式折畳裁断法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」