世界大百科事典(旧版)内の菖蒲縵の言及
【端午】より
…薬草を競い狩る風習が,不吉をはらうためのものとして,日本古代から行われており,《日本書紀》推古19年条に初めてみえる。邪気をはらうという意から,菖蒲を軒につるし,家の内にも飾り,菖蒲を飾った菖蒲輿(あやめのこし)などもあり,また,菖蒲縵(かずら)と称し,頭につけ,身につける風習があった。菖蒲はこの日ひろく用いられ,近世には菖蒲酒を飲み,菖蒲湯に浴すということも行われた。…
※「菖蒲縵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」