蒸発のエントロピー(読み)じょうはつのえんとろぴー

世界大百科事典(旧版)内の蒸発のエントロピーの言及

【極性液体】より

…その特徴は,無極性の(電気双極子をもたない)分子からなる液体に比べて,一般にかなり大きな誘電率を有することにある。また,その蒸発熱と標準沸点との比(蒸発熱/標準沸点=蒸発のエントロピー)が,多数の無極性液体における場合のように,一定とはならないという性質がある。すなわち,一般に極性液体は,その分子が液体中で会合していることが多く,トルートンの通則(トルートンF.T.Troutonが1884年に発表),さらにそれをアメリカのヒルデブランドJ.H.Hildebrand(1915)が修正したヒルデブランドの規則には合わない。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」