世界大百科事典(旧版)内の蓋板の言及
【カブトガニ(兜蟹∥甲蟹∥鱟魚)】より
…第7肢は口の後にあり,小さく,唇様肢(しんようし)と呼ばれる。6対の葉状の腹肢のうち,第1腹肢は左右が融合して1枚となり,後方の全腹肢を覆うので蓋板(がいばん)と呼ばれ,その基部背面に1対の生殖孔が開いている。残りの5対の腹肢は2枝型の遊泳脚となっているが,その外肢後面に薄い板を多数重ねた呼吸器があり,この呼吸器官は鰓書(さいしよ)と呼ばれ,クモ類の書肺に構造がよく似ている。…
※「蓋板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」