蔣廷錫(読み)しょうていしゃく

世界大百科事典(旧版)内の蔣廷錫の言及

【古今図書集成】より

…1698年(康熙37)に康熙帝の勅命を受けた陳夢雷が纂修館総裁となって,この編纂事業は始まった。以来24年を経てなお刊行に至らぬまま雍正帝の世を迎えたとき,彼は清初の三藩の乱に荷担した罪を問われて黒竜江省に流されたので,あらためて蔣廷錫が勅を奉じて事業を継承し,1725年(雍正3)に完成,翌々年に銅版印刷法を用いて64部を刷った。同書はその後の学術の進展にさほど寄与したと思えないが,後年乾隆帝が《四庫全書》を編纂させたとき,《古今図書集成》未収書を《永楽大典》から復元させるなど編集の規範として役立てられたほか,500部以上の書物を乾隆帝に進献した鮑士恭,范懋柱,汪啓淑,馬裕の4家に恩賞として各1部が下賜されたという。…

※「蔣廷錫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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