《薔薇の奇跡》(読み)ばらのきせき

世界大百科事典(旧版)内の《薔薇の奇跡》の言及

【ジュネ】より

…1942年,フレーヌ刑務所に服役中に書いた詩編《死刑囚Le condamné à mort》を出獄後パリで発表,J.コクトーの認めるところとなる。処女小説《花のノートル・ダム》(1944),第2作《薔薇の奇跡》(1946)は,共に犯罪者と男色家の世界を描くが,作者の想像力の異形性と汚辱と悪を美と聖性へと変容させるそのなまなましくも豪奢な散文によって,秘密出版とはいえ,一躍〈泥棒作家〉ジュネの名をパリの前衛文壇に知らしめた。ジューベにより劇作《女中たちLes bonnes》が初演された1947年は,また小説《葬儀》と《ブレストの乱暴者》が刊行された年だが,同時にジュネは窃盗常習犯として終身刑に処せられる。…

※「《薔薇の奇跡》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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