世界大百科事典(旧版)内の薩長軍事同盟の言及
【倒幕運動】より
… 長州藩の主導権を握った高杉や木戸孝允,あるいは大村益次郎らは,挙藩軍事体制を整えて幕府の第2次征長に対処するとともに,藩政改革によって〈富国強兵〉化をはかり,薩摩藩においても大久保利通や西郷隆盛らによる藩政改革=富国強兵化がすすめられた。1866年1月,薩長両藩は,土佐藩の坂本竜馬,中岡慎太郎らを仲介として薩長軍事同盟を結び,また,11月には日本貿易独占計画を企図した薩長経済同盟を成立させた。その背景には,事実上薩長西南雄藩側を支持するイギリスと,幕府側へ軍事的・経済的なてこ入れをしていたフランスとの対抗があった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」