薬廁抳(読み)やくしに

世界大百科事典(旧版)内の薬廁抳の言及

【夜叉】より

…ヤクシャはベーダが作られた時代(前2000‐前500ころ)には早くも守護神として現れ,ヤクシャの女神であるヤクシーは,さらに古い時代から山や樹木の精,あるいは生産力の象徴である地母神として信仰された著名な存在であった。ヤクシーはヤクシニー(薬叱尼,薬廁抳)ともいわれ,樹下に立つ豊かな肉身の美人像として表現され,インド美術を代表する傑作が多い。両者とも仏教の初期から仏教世界に登場し,サーンチーの塔門(前2世紀ころ)やバールフットの欄楯(らんじゆん)(前1世紀ころ)に守門神的な性格の尊像として表現されている。…

※「薬廁抳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む