藤原黒麻呂(読み)ふじわらのくろまろ

世界大百科事典(旧版)内の藤原黒麻呂の言及

【藤原是公】より

…奈良末期の官人。藤原乙麻呂の子で,本名は黒麻呂。761年(天平宝字5)従五位下となり,播磨守,山背守,左衛士督などを経て,774年(宝亀5)春宮大夫として前年立太子した山部親王(のち桓武天皇)に仕え,ついで参議となった。左大弁,式部卿,中衛大将を経て,783年(延暦2)右大臣となり,没するまで太政官の最高位をしめ,時務に暁達し,滞ることがなかったという。桓武朝前期にもっとも天皇から信頼された人物らしい。…

※「藤原黒麻呂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む