藤原黒麻呂(読み)ふじわらのくろまろ

世界大百科事典(旧版)内の藤原黒麻呂の言及

【藤原是公】より

…奈良末期の官人。藤原乙麻呂の子で,本名は黒麻呂。761年(天平宝字5)従五位下となり,播磨守,山背守,左衛士督などを経て,774年(宝亀5)春宮大夫として前年立太子した山部親王(のち桓武天皇)に仕え,ついで参議となった。左大弁,式部卿,中衛大将を経て,783年(延暦2)右大臣となり,没するまで太政官の最高位をしめ,時務に暁達し,滞ることがなかったという。桓武朝前期にもっとも天皇から信頼された人物らしい。…

※「藤原黒麻呂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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