世界大百科事典(旧版)内の藩士知行新田の言及
【新田開発】より
…弘前藩では津軽平野の岩木川流域開発,加賀藩では改作法実施を契機とした大規模開発,尾張藩では伊勢湾の干拓,岡山藩では児島湾の幸島新田,沖新田など,熊本藩では領内主要河川,有明海,八代海の干拓と,それぞれに藩営新田として実施した。また,藩営新田に類似したもので藩士の知行に組み入れる藩士知行新田がある。藩士知行新田は地方知行制の段階では多くみられたが,中期以降の俸禄制への移行にともないほとんど姿を消した。…
※「藩士知行新田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」