藪内宗胤(読み)やぶのうちそういん

世界大百科事典(旧版)内の藪内宗胤の言及

【藪内剣仲】より

…安土桃山~江戸初期の茶人。藪内流の祖。字は子的,名は宗胤,藪中斎(そうちゆうさい)と号し,剣仲は禅僧春屋宗園より別号として与えられたものである。堺の茶匠藪内宗把の養子となり,茶の湯をはじめ武野紹鷗に学んで紹智と改名し,さらに千利休に学んだ。道具の鑑識眼に優れ,利休は書状で剣仲に道具の選定を頼んだり,剣仲所持の釜を絶賛するなど,剣仲の目を高く評価していた。1581年(天正9),利休より相伝を受け,その証として与えられた〈雲脚〉の額が現存する。…

※「藪内宗胤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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