蘭青鉄道(読み)らんせいてつどう

世界大百科事典(旧版)内の蘭青鉄道の言及

【甘粛[省]】より

…黄河の蘭州上流にある劉家峡には,長さ840m,高さ147mのダムが建設され,1225MWの出力を有する大型水力発電所と上流へ65kmもひろがる大人造湖がある。 交通面では解放後の鉄道建設にめざましいものがあり,蘭州を中心にして,陝西,河南地方から遠く黄海の連雲港にまでのびる隴海鉄道,北西の新疆地方への蘭新鉄道,北は内モンゴルの包頭(パオトー)への包蘭鉄道,西の青海省西寧にのびる蘭青鉄道がみられ,1995年には蘭新鉄道の武威~ウルムチ間の複線化が完成した。また,自動車道路も蘭州を中心に放射状に発達して,他省の主要都市に通じている。…

【蘭州】より

…しかし,解放後は中国西北の中心都市として急速な発展をみせ,面積も市制施行時の数十倍に拡大した。すなわち,まず交通面では,52年今日の隴海(ろうかい)鉄道(蘭州~連雲港)が天水からこの地まで開通し,さらにそれは62年新疆のウルムチ(烏魯木斉)までのびる蘭新鉄道となり,また,1958年内モンゴルの包頭(パオトー)と結ぶ包蘭鉄道,翌年青海省西寧への蘭青鉄道が完成したほか,ウルムチ,西寧,成都,西安,銀川など四方にのびる自動車道路,北京,上海その他の国内主要都市との航空路も開かれるなど,今日も重要な交通中心地である。 解放前は小規模な工業しかなかったが,解放後は黄河南岸旧市街の西に工業地域が建設され,玉門などの原油を基礎にした石油精製,石油化学,化学肥料,合成ゴムのほか,鉄鋼,機械製造,冶金,綿および毛紡織,製紙,皮革,食品などの総合的工業都市に変貌し,また,原子力施設もあるといわれるが,とくに化学工業は中国有数の規模をもっている。…

※「蘭青鉄道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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