世界大百科事典(旧版)内の蛤蚧酒の言及
【薬酒】より
…代表的なのは《斉民要術》以来の伝統をもつ五加皮酒(ウーカーピーチユウ)で,五加皮(ウコギの根の皮),陳皮(ちんぴ)(ミカンの皮),当帰,その他十数種の生薬の抽出成分を白酒(蒸留酒)に加え,不老長生の薬効をもつとされる。ほかに著名なものでは,虎骨酒(フークーチユウ),蛇胆酒(シヨータンチユウ),蛤蚧酒(コーチエチユウ)などがある。虎骨酒はトラの骨などを白酒に浸したもので,鎮痛や小児のひきつけに効能があるとされ,蛇胆酒は麻痺性の疾患にきくとされる。…
※「蛤蚧酒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」