世界大百科事典(旧版)内の融和運動の言及
【被差別部落】より
…初めての被差別部落に対するこの国家的措置が実現したのが,〈身分解放令〉の年から数えて実に半世紀も後のことであったのは,記憶するに値しよう。
[水平社の創立]
第1次世界大戦前後のこのような情勢下,民間では〈融和運動〉が各地で推進されていた。それの趣旨は,政府・地方官庁等が被差別部落の〈自粛〉を促す〈慈恵〉的措置を基本とするのに不満を表明し,〈人道主義〉の立場を強調して,〈官民一致〉の体制による差別の解消を広く国民に訴えていくというものであった。…
※「融和運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」