蟬丸物(読み)せみまるもの

世界大百科事典(旧版)内の蟬丸物の言及

【蟬丸】より

…この謡曲が原拠となり,蟬丸は近松門左衛門作の浄瑠璃《蟬丸》(1693以前上演)および歌舞伎狂言《蟬丸二度の出世》(1698上演)をはじめ,近世の芸能に扱われるようになる。とくに歌舞伎では,《蟬丸養老滝》(1721),《蟬丸女模様》(1725),《蟬丸逢坂ノ緑》《相坂山鳴神不動》(ともに1731),《若緑七種ノ寿》(1741),《梅桜仁(ににん)蟬丸》(1752)など,数多くの〈蟬丸物〉を生み出した。これら近世の蟬丸像に共通の類型は,美男・薄幸の貴種で琵琶の名手,複数の女性から熱烈に慕われて,嫉妬をこうむるというものであった。…

※「蟬丸物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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