血の忌(読み)ちのいみ

世界大百科事典(旧版)内の血の忌の言及

【女人禁制】より

…こうした例は,女性不浄観や神祭への女性禁止が本来的なものではなく,社会全体のなかにおける女性の立場と深く関係していることを物語っている。また農耕民と比較して漁民,狩猟民の間で特に血の忌,女性に関するタブーが顕著に認められることも注目されるが,漁民の場合,家船や磯漁では女性に関するタブーがさほど認められないのに対して,沿岸・遠洋漁業に顕著にあらわれていることからすると,女性に関するタブーは男女間の労働内容の相違に基づく社会全体の女性観,海・山に対する観念(他界観)などと密接な関りをもつといえよう。【宮本 袈裟雄】。…

※「血の忌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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