血島(読み)けっとう

世界大百科事典(旧版)内の血島の言及

【造血器官】より

…造血組織はさまざまの器官中に見いだされる。ヒトをはじめ哺乳類では,発生初期には胚の卵黄囊壁に間充織(間葉)由来の細胞が血島blood islandを形成し,ここから赤血球が生ずる。卵黄囊でのこのような造血はヒトでは胎生10日ごろより始まる。…

【胚膜】より

…多量の卵黄をもつ爬虫類や鳥類では,消化管壁の延長である卵黄囊は,その中胚葉部分に血管を発達させて卵黄からの養分の吸収にあたるが,卵黄をもたない大部分の哺乳類では消化機能は退化している。しかし哺乳類においても血島(血球および血管となる細胞の集団)形成の場としての機能は保持されており,血球幹細胞(造血幹細胞)の供給という重要な役割をはたしている。【団 まりな】。…

※「血島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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