血行性化膿性骨髄炎(読み)けっこうせいかのうせいこつずいえん

世界大百科事典(旧版)内の血行性化膿性骨髄炎の言及

【骨髄炎】より

… 病原菌は,主としてグラム陽性の黄色ブドウ球菌で,そのほか連鎖球菌,肺炎球菌であるが,近年はグラム陰性杆菌によるものもときどきみられる。病原菌が骨に到達する経路には,鼻咽腔などの化膿巣から血行を介して感染するもの,近隣の化膿巣から骨に波及するもの,開放創を通じ外界から直接骨に到達するものの三つがあるが,圧倒的に血行性のものが多く,これを血行性化膿性骨髄炎と呼ぶ。
[血行性化膿性骨髄炎]
 若年者に多く,長骨(管状骨),とくに下肢骨の大腿骨遠位骨幹端部,脛骨近位骨幹端部など骨幹端部に最も発症しやすい。…

※「血行性化膿性骨髄炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」