世界大百科事典(旧版)内の血行性転移の言及
【結核】より
…最近では初感染発病は減少し,既感染発病が目だっており,また結核のなかでは肺結核が大多数を占めている。結核の広がり方には管内性転移,血行性転移,リンパ行性転移の三つの経路がある(なお転移metastasisとは,病原体や癌細胞などがある場所から離れた別の場所に移行し,そこに原発巣と同じ病変を起こすことをいう)。(1)管内性転移 肺結核の空洞壁の結核菌は気管支を通って肺のほかの場所にいくし,また気管まで出た痰を知らないで飲み込むと,胃を通って腸に達し,腸結核などを起こす。…
※「血行性転移」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」