世界大百科事典(旧版)内の行人鳥足の言及
【鉦たたき】より
…近世初期には〈八丁鉦(はつちようがね)〉とか〈やつからかね〉と称して,若衆が鉦を八つ円形に並べたものを打ち分ける芸能があったが,のちには鉦八つを首に掛け,曲打ちを見せ,僧形の連れが喜捨を求めた。なお首に掛けた鉦を打つ門付芸能者としては,僧形の歌念仏,頭に水を入れた手桶を載せ即席の流れ灌頂(かんぢよう)をした行人鳥足(ぎようにんとりあし)などもいた。【山路 興造】。…
※「行人鳥足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」