世界大百科事典(旧版)内の衣浦臨海工業地域の言及
【知多半島】より
…漁業は半島北部では工業化に伴い衰退したが,南部では従来の沿岸漁業に加えて,1960年代からノリ養殖が盛んになり,一部では釣船を出すなど観光漁業化がみられる。工業は西海岸では名古屋南部臨海工業地域が東海市,知多市を経て常滑市まで続き,東海岸では半田市を中心に自動車,車両などの輸送機械を主とした衣浦臨海工業地域が展開している。伝統産業も多く残され,常滑市では,付近に陶土を産することから常滑焼の古窯が多く,現在もタイル,衛生陶器,陶管など窯業が盛んである。…
※「衣浦臨海工業地域」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」