表見支配人(読み)ひょうけんしはいにん

世界大百科事典(旧版)内の表見支配人の言及

【支配人】より

…支配人がこの義務に違反して自己のために取引をなした場合には,営業主は介入権を行使できる(41条2項)。なお,支配権を与えられていないのに支配権を有すると認められる名称(支店長など)を付された使用人を表見支配人とよび,その者は裁判外の行為について,支配人としての外観を信頼した善意の第三者に対する関係では,支配人と同一の権限を有するものとみなされる(42条)。【山下 友信】
[近世]
 江戸時代の商家にも支配人およびそれに類似の名称はあり,それは丁稚(でつち),手代,番頭などの商家奉公人序列の最高位に位置した。…

※「表見支配人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」