被覆カルスト(読み)ひふくかるすと

世界大百科事典(旧版)内の被覆カルストの言及

【カルスト地形】より

… これらの凹地の底には,石灰岩中の不純物(粘土など)がテラ・ロッサと呼ばれる赤色の風化残留土となって集積する。日本のような温帯多雨地域のカルスト台地は,比較的厚いテラ・ロッサに覆われていて,広く草原や樹林となっている場合が多く,これを被覆カルストという。秋吉台カルストでは,その台地面に厚さ約5mのテラ・ロッサが残積し,とくに長者ヶ森一帯は被覆カルストの特徴をよく表している。…

※「被覆カルスト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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