複合ストレプトマイシン(読み)ふくごうすとれぷとまいしん

世界大百科事典(旧版)内の複合ストレプトマイシンの言及

【ストレプトマイシン】より

…現在は硫酸塩C21H39N7O12・11/2H2SO4として用いられ,日本薬局方名は硫酸ストレプトマイシン。かつてはストレプトマイシンのストレプトースの部分を還元したジヒドロストレプトマイシンも作られ,ストレプトマイシンの前庭神経障害とジヒドロストレプトマイシンの聴覚神経障害を半減する目的で,両者の硫酸塩を1対1の比で混合した複合ストレプトマイシンも製造された。しかし,聴覚障害の副作用のため臨床的にはジヒドロストレプトマイシンは用いられなくなり,硫酸ストレプトマイシンが広く使用されることとなった。…

※「複合ストレプトマイシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android