複製技術(読み)ふくせいぎじゅつ

世界大百科事典(旧版)内の複製技術の言及

【複製】より

… 今日われわれは,精巧な複製画や画集によって絵画と向かい合い,レコードやテープによって音楽に親しみ,写真やテレビの映像によって人物と対面する。現代はいわば〈複製文化〉の時代であり,かつてW.ベンヤミンが《複製技術の時代における芸術作品》(1936)で指摘したように,われわれはこれらの〈複製体験〉によって,その意識下に大きな影響を被っているということができる。
[複製技術の発達]
 たしかに現代社会における複製技術の発達は,過去の文化には見られなかった大きな影響を与えているが,厳密には複製を現代のみに固有の現象と考えることはできない。…

※「複製技術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android